プロセスを丁寧に解説!中学校数学

プロセスを理解すると自分で考えて問題を解くことができるようになります。

基本的な事柄を理解すると数学は楽しくなる!

私がブログを始めようと考えた理由

今はもう定年退職をしていますが、私は教員養成課程のある大学に入学し数学科で学びました。数学が得意だったわけではありませんが、数学にはなにか可能性があるような気がして数学を選びました。高校時代は教科書や参考書に書かれていることを一生懸命に覚え問題を解いていました。

私は、大学で受けた一般教養の数学の講義である発見をしました。専門科目とは異なり簡単な内容でしたがとても興味深いものでした。問題を解いていくときに、さりげなくその解き方の根拠となる事柄も説明していました。それまでにそんな風に教えられたことはありませんでしたし、自分でも根拠となる事柄など考えたこともありませんでした。教科書や参考書の説明通りに解くだけでした。その時、これまでにこんな風な授業を受けていたらもっと深く楽しく理解できていたのではないかと思いました。

自分が教師になったときに、この講義をして下さった教官のような授業を心掛けたら数学が楽しいとか数学が好きという生徒が増えてくれるのではないかと思いました。数学は好きではないと思っているだけで本当は好きで得意なのかもしれないということに気付いてくれる生徒が現れるのではないかと思いました。

 

大学の講義を受けて大切にしたいと思ったこと

三角形の面積を求めるには、(三角形の面積)=(底辺)×(高さ)÷2という公式を利用します。なぜこの公式を使うと三角形の面積を求めることができるのでしょうか。

公式を導き出した過程を説明されるとなるほどと理解することができます。過程を理解できている場合はその解法を利用すればよいのですが、そうでない場合は、よくはわからないけれど公式を使ったら答えが出たということになります。よくわかっていないのに答えを出せてしまうというのはどうなのでしょう。解き方の根拠を理解した上で答えを出せてこそ更に複雑な問題も解けるようになっていくのではないでしょうか。

数学が苦手な生徒の誤解答の原因には基本的な事柄を理解していないというものがあります。躓いた時点でその躓きを解消していたならば苦手な時期はなかったかもしれません。答えを簡単に出す方法だけでなく、その方法で解くことができる根拠を理解することが大切だと思いました。

 

このブログで伝えたいこと

このブログでは、中学校数学の問題をなぜそのように解くのかということを理解してもらえるように、答えが出るまでのプロセスを丁寧に解説していきたいと考えています。今現在中学生あるいは中学生ではないけれども中学校数学に興味があるという方に読んでいただきたいと考えています。問題を解く上での根拠となる事柄やプロセスを大切にしようとする気持ちが解き方を理解する第一歩だと思います。数学がわかるようになると楽しいということ伝えていきたいと考えています。